【MLBオールスター】日本人選手3名選出(過去最多タイ)

こんにちは!MLBメガネです。

米国時間7月4日,MLBは2021年のオールスターゲーム選出選手を発表しました。

DH部門で圧倒的なファン投票を集めてスタメン入りした大谷翔平選手をはじめ,パドレスで先発を務めるダルビッシュ有投手,マリナーズの菊池雄星投手も選出され,過去最多タイとなる日本人3選手が夢の舞台で共演することとなりました。

今回は3選手のこれまでの成績を振り返り,オールスターゲームの見どころを存分にお伝えできればと思います!

大谷翔平(DH・投手両方で選出)

まずは大谷翔平選手

MLB史上初めて,打者と投手の両方でオールスターに選出されました。

6月の月間MVPにも選出され,HR数ではメジャートップを走るスーパースターです。

もはや説明の必要がないかもしれませんが,彼のここまでの成績を振り返ります。

打者・大谷翔平

打者としての大谷選手の数字をまとめます。(7月4日現在)

  • 打率 :.278
  • HR  :31 (MLB1位)
  • 打点 :67 (MLB3位)
  • 盗塁 :12 (MLB12位T)
  • 出塁率:.366
  • 長打率:.704(MLB1位)
  • OPS  :1.070 (MLB3位)

ご覧の通り,超一流の数字が並んでいます。

大谷選手の特徴といえば,何といってもホームランを中心とした長打力です。

今年打った77本のヒットのうち,52本がツーベース以上の長打であり,全体の67.5%を占めています。

これはとんでもない数字です。

これに加えて大谷選手はMLBトップレベルのスピードも持っており,12盗塁はチームダントツトップの数字となっています(2位のフレッチャー選手は4個)

例えシングルヒットだったとしても,相手投手が勝負を避けて四球を出したとしても,盗塁によって実質的に長打と同じ影響を与えることができる,まさに相手にとって脅威の存在です。

7月2日のオリオールズ戦では,2HRの後9回に四球で出塁し,盗塁,味方選手の単打で生還しサヨナラのホームを踏みました。

動画を見てわかるかと思いますが,ウォルシュ選手のヒットは痛烈なライト前でした。そしてライトの選手もサヨナラ阻止のため浅く守っています。

これは通常ならば絶対に3塁でストップの状況です。

それでもスライディングはセーフ。

まさに大谷選手の足が勝利をもたらした瞬間でした。

投手・大谷翔平

投手としての大谷選手の数字をまとめます。(7月4日現在)

  • 勝敗  :3勝1敗
  • 防御率 :3.60
  • イニング:60.0
  • 奪三振 :83
  • 与四球 :35

大谷選手の投手としての成績を論じるのは少し難しいところです。

理由は,規定投球回に達していないからです。

先発投手の成績は,規定投球回に達している選手たちの中でランク付けされることが多いため,これらの選手たちと大谷選手の数字を簡単に比較することはできません。

ですが,ここでは投手・大谷の大きな特徴を2つ紹介することにします。

1つ目は,えげつないスプリット

大谷選手のスプリットは,被打率.083,三振率63.6%とMLBの中でも最も打たれない魔球の一つとなっています。

2ストライクまで追い込むことができれば,この必殺スプリットで打者を手玉に取ります。

2つ目の特徴は,四球の多さ

大谷投手の失点にはほぼすべてのシチュエーションで四球が絡んでいます。

9イニングあたりの与四球 (BB/9) は5.25となっており,2イニングに1回は四球を出す計算です。

規定投球回に達している選手で最も多いのが,ロイヤルズ・ケラー投手の4.53ですのでその多さがわかるかと思います。

特に初回のBB/9は11.57と跳ね上がり,立ち上がりのコントロールが課題として浮き彫りとなっています。

オールスターでの見どころ

大谷選手はアメリカン・リーグ代表のDHとしてスターティングメンバーで試合に出場します。

おそらく最低でも2回は打席が回ってくるでしょう。

見どころはひとつ,ホームランがでるかどうか

もしホームランを打つことができれば,イチロー選手以来のオールスターMVPも十分にあり得るでしょう。

DHとして出場する場合,通常は投手として出場することはできませんが,公式戦ではないので特別ルールで大谷選手の登板もあるかもしれません。

その場合,先に挙げた四球の数字が非常に心配ですが,なんとか自慢のスプリットで奪三振を期待したいところですね。

ダルビッシュ有(4年ぶり5度目の選出)

今シーズン,パドレスに移籍してプレーしているダルビッシュ有選手は4年ぶり5度目のオールスター選出となりました。

2021年も安定した投球を見せており,順当な選出といったところでしょう。

ダルビッシュ投手の今年の成績がこちら(7月4日現在)

  • 勝敗  :7勝3敗
  • 防御率 :2.65 (MLB16位)
  • イニング:102.0 (MLB10位)
  • 奪三振 :123 (MLB9位T)
  • 与四球 :24

規定投球回を上回るイニングを投げ,大量の三振を奪い,勝利する。

理想的な先発投手の数字です。

昨年は惜しくもサイ・ヤング賞を逃しましたが,今後も十分その期待が持てる素晴らしい投手だと思います。

ダルビッシュ投手の特徴は,多彩な変化球と正確なコントロールです。

この動画ではカットボールで空振りを奪い,2ストライクとした後,ツーシームで見逃し三振を奪っています。

この2球を重ねてみると,途中まで全く同じ軌道をたどっていることがわかります。

打者がボールの軌道を判断する地点(ピッチトンネルといいます)を通過した後に,全く逆方向に変化しています。

これは打者にとってはノーチャンス,まさに完璧な投球です。

ダルビッシュ投手はこのほかにも自分で把握しきれないほどの球種を持っており,そのすべてが勝負球として使えるクオリティを誇ります。

間違いなく現役最強の日本人投手です。

オールスターでの見どころ

今年の活躍ぶりから判断すると,ダルビッシュ投手の登板は十分にありえます。その場合はおそらく3-4番手として試合中盤で出場することになるでしょう。

アメリカンリーグの強打者たちを多彩な変化球で翻弄する姿が見られることと思います。

さらに,大谷選手との日本人対決が実現すれば最高ですね。

パドレスは9日,ダルビッシュ投手の登板回避を発表しました。

体調回復を優先させるとのことです。残念。

プレー以外でもオールスターならではの注目ポイントがあります。

それが,一流選手同士の交流です。

上記ツイートは,2017年のオールスターでダルビッシュ投手がシャーザー投手から得た情報を紹介しているツイートです。

この「スライダーとカッターの間の球」というのは,現在球界で主流となりつつある高速スライダーを指しています。

通常のスライダーほどの変化量はない代わりに,球速を上げて打者の手元で鋭く変化するボールです。

フライボール革命によりホームランを狙う打者が増えたことに対抗して生まれたこの球種は,当時はそれほど知られていませんでした。

このような最新の情報を一流の選手から直接得ることができるのはオールスター以外ありません。

もちろん,投手としては公開したくない情報もあるかと思いますが,オールスターでの交流でダルビッシュ選手がさらなる進化のきっかけを得ることになるかもしれません。

オールスター後のダルビッシュ選手の発信にも注目です。

菊池雄星(初選出)

マリナーズで先発を務める菊池投手は,3年目で初めての選出となりました。

大谷選手の大活躍の陰に隠れて,日本では注目されることが比較的少ない選手ですが,

その成績を見てみればオールスター選出は順当といえます。

  • 勝敗  :6勝3敗
  • 防御率 :3.18 (AL8位)
  • イニング:93.1
  • 奪三振 :93
  • 与四球 :31

DH制のあるアメリカンリーグでトップ10に入る防御率を残し,これまでに6勝をマークしています。

1イニング当たりのヒット,四球の合計を示すWHIPという数値では,

アメリカンリーグ4位タイの1.03を記録しています。

つまり,菊池投手は現在最もランナーを出さない先発投手の一人ということになります。

菊池投手を一言で表現するなら,

オールラウンダー

という言葉が一番しっくりきます。

最速99マイル(約159km/h)フォーシーム,切れ味鋭いカットボール,スライダー,打者のタイミングを外すチェンジアップと,いずれも平均以上の球種があり,ピンチの場面で三振を奪う勝負強さもあります。

今年の菊池投手のように,本当に実力のある選手が実力通りの評価を受け,オールスターに選ばれるというのは,MLBの本当に素晴らしいところです。

オールスターでの見どころ

ダルビッシュ投手と同様に,菊池投手も試合中盤での登板が予想されます。

いつも通り落ち着いた投球で淡々と打者を抑えてくれることでしょう。

チームで唯一の選出ということもあり,マリナーズ代表として堂々としたピッチングを期待しています。

ナショナルリーグ最強打者のタティスJrとの対決が実現すれば見逃せませんね。

まとめ

2021年シーズンのオールスターに選出された日本人選手3人について,これまでの成績とオールスターでの見どころをまとめました。

コロナウイルスの影響で開催されなかった2020年の分まで,盛り上がる試合になることを期待しています!

  • 大谷翔平選手は打者としてHRとMVPに期待
  • ダルビッシュ有投手は登板回避,菊池雄星投手は試合中盤で登板の可能性あり
  • 一流選手同士の交流にも注目

最後までお読みいただきありがとうございました。

See ya!

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